トレーニングするならストレングス&コンディショニング&スキルの違いを把握しよう
公開日:2020.11.30 | スポーツ |
おはようございます。
TotalCareLabトレーナーの鳥飼です。
さて、今日は少しダイエットから離れた話になってしまうかもしれませんが、運動、そしてトレーニングについてのお話をしていきたいと思います。
トレーニングと考えると、
筋肉っていうことをイメージする方が多いと思います。
では、トレーニング、そして筋肉というイメージ=「強くなる」というイメージがあると思います。
このトレーニングを行って筋肉を強くしていくということを専門用語でストレングスと言います。strength
ストレングスとは、
例えば、ピッチャーが150キロの投球ができるとします。
それを、筋力を増強することによって150キロ、151キロと球速を増していく。
152キロ、153キロへ。
そういった「強くしていく、速くしていく、球速を増していく」
そのためにトレーニングをするという考え方がストレングスになってきます。
また別にコンディショニングと言われる専門用語もあります。
conditionnig
このコンディショニングという言葉が、私の一番大事にしている考え方でもあります。
例えば、150キロのピッチャーに155キロを投げさせてあげたいなと思ったときに、ストレングスでは、その選手の筋力を強くしていくというところに重点を置くんですけども、
コンディショニングでは、能力を上げていく。
本来持っている能力を引き出してあげるというところを、
主に考えながら介入していくわけです。
例えば、胸の張りが強かったり、
肩甲骨が歪んでいたり、骨盤の動きが悪くなっていたり、
そういった様々な要因によって、本来持っているはずのそのピッチャーの能力というものが100%引き出せていない可能性ということがあります。
その100%引き出せていない、邪魔をしている要因をそのままにして、
トレーニングをして体を強くしてピッチングを続けるということは、体を酷使したり、傷つけたり、怪我をしてしまう、そういうリスクを高めてしまうわけです。
そこで、コンディショニング部門では、本人の骨盤の歪みであったり、肩甲骨の硬さであったりとか、そういったところを修正しながら行っていきます。
能力を引きだせない、主たる邪魔をしている要因、このことをプライマリーと言います。primary
このプライマリーを取り除くことができたら、そのピッチャーは本来155キロを投げるピッチャーだとすると
それが今投げれないっていう状態を解消できるので、155キロを目指していけるという考え方ができます。
ラボでは、このコンディショニング主義というのをベースな考えとして行っています。そこで、本来持っているお客様の能力というものに着目して、それを最大限引き上げてあげる。
そうすると、本来これだけ体が動くとか、運動ができるというところまで引き上げてあげると、日常生活も含めてすごく楽になっていくと思います。
ダンサーであったり、アスリート、
そういう方はもちろんのこと、
一般の生活をしている方というのも、このコンディショニングを引き上げてあげるということは、必ず行った方がいいことになってるくると思います。
また、ストリングス、コンディショニング、この二つ以外にものスキルというものがあります。skill
ベースはコンディショニングになってくるんですけども、その上にあるストリングス、さらに上にスキルというものがあります。
例えば150キロのピッチングをできる。
当初に155キロを同じように狙わせるコンディショニングも能力100%出ている。ストレングスも強い。その状態で果たして伸びしろがあるのかという話になってくるんですけども、そこを高めていくのがこのスキルになってきます。
投球スキルですね。プロになれば伸びしろがコンディショニングやストレングスにはない場合も多くあります。
腰の回転であったり肘の使い方、骨盤の使い方、踏み足体重のかけ方、そういった投球をするためのピッチングをするためのスキル、そういうのを磨いていくという形になってきます。
さて、ピッチャーで例えましたが、コンディショニングを整えていくのが我々コンディショニングトレーナーです。
ストングスを高めていくのはフィジカルトレーナー。
スキルを高めていくのは、コーチ、ピッチングコーチであったり、そういった方、専門職の方ですね。
この三つのお仕事は、それぞれ分化していて専門職としても異なってきます。
しかし、お互いがお互いの知識を共有し合っていますので、うまく連携して、専門家と一緒に渡り歩いていくということが大切になってきます。
今日は、このコンディショニング、スキル、ストレングスという三つのことについてお話をしてきました。いかがだったでしょうか?