運動の効果をしれば健康になれる
公開日:2020.12.17 | ダイエット |
どうもこんにちは。TotalCareLabのトレーナーの鳥飼です。
運動習慣について考えよう
さて、今日また参考文献を準備しております。
これからパートナーチームでトレーニングをしたい人や運動習慣を身につけたい人、そういった方はぜひ今日のこのブログで有益な情報をゲットしてください。
さて、今日まず見ていくのは厚生労働省のホームページです。
【参考】身体活動・運動|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
ここでは、運動習慣について書かれています。
厚生労働省では、健康日本21という政策をとっています。
ここのホームページに書かれている着目点は、「運動習慣」のことについてです。
運動習慣のアンケート調査の中で、保健福祉動向調査というものがあります。
平成8年の保健福祉動向調査によると、
日頃から日常生活の中で健康の維持増進のために意識的に身体を動かすなどの運動をしている人、
これが男性は52.6%、女性は52.8%になっています。
つまり、潜在的にできるだけ心がけていますという意識がしっかりと備わってきたということが言えます。
そして目標としては、さらに10%増加を目標としているんです。
しかし何よりですね、この数字というのは世界と比べてもとても低い数字だっていうことは把握しておかないといけないと思います。
アメリカだったり、ヨーロッパ、オーストラリアのフィットネス大国の方は、もっと高い数字を出しているというところから
日本人の運動に対する意識というものが少し薄いのかなということが、この保健福祉動向調査によってわかります。
歩行数を見てみよう
1万歩を歩きましょうというふうに厚生労働省の方では目標として掲げているのですが、1日当たりの平均歩数というところで、実際に1万歩歩いてる方の数というものが発表されております。
1日1万歩を目標にするというのは根拠がありまして、海外の文献によって週あたり2000kcal以上のエネルギー消費相当する身体活動というものが推奨されています。
なので、アメリカスポーツ医学協会が提示する式を用いるとこの1万歩に相当するということが言えます。
※例えば体重60キロの人が分速70メーターで10分間歩くと、6300ミリリッターの酸素を摂取することになります。(約30kcalのエネルギーを消費します)
この運動習慣の増加ということで、運動習慣ってつまり何なのかというと、
国民栄養調査上では、
「運動習慣者は週2回以上を1回30分以上、1年以上運動しているもの」としております。
男性では28.6%、女性では24.6%。
これはもう国民栄養調査からわかったことになっています。
これもプラス10%増加を目指すということになっています。
とても低い数字だと思いませんか??
70%の人は運動習慣がないということです。
高齢者の運動習慣
さて、高齢者の方はどれぐらいのここを皆さんがしているのかというと、
男性は平均で5436歩、女性は40604歩、これは70歳以上の調査になっています。
高齢者が一番運動をしているんですね。
これは不思議な気もします。
日常生活でこれだけ歩けてる成人というのは非常に少ないのかも知れませんね。
成人であれば男性が8202歩、女性が7282歩というものが、歩行の平均値だそうです。
運動の効果についてみていきましょう
さて、今日はもう一つ、
文献をご紹介していけたらと思います。
「健康寿命を延伸する運動の効果」
こちらが大阪市立大学
都市健康スポーツ研究センターの岡崎先生によって書かれた文献ですね。
こちらリンクでに貼ってはいるのですが全て英語です。
日本生理人類学会誌というものに書かれています。
ちょっと抄録の部分だけ日本語に翻訳して、私の方でかいつまんでお伝えをすると、
日本人の18歳から64歳までの方に23METsという運動強度、もしくは4METsという運動強度で運動負荷試験を行いました。
これの運動負荷試験をしていたところ、両方に対して有益な健康増進に対する効果がありましたと発表されています。
特に23METsの運動していた人の方が体力の増進というのは高かったようですが、4METsでも十分有益な効果がありましたということがこの文献には書かれています。
皆さんもぜひ自分がハードな運動が苦手だなと思う場合でも、こうやって強度の低い運動を少しやってみてはいかがでしょうか?
今日は、運動の効果というところについてお話をさせていただきました。
いかがだったでしょうか?